宇宙の果てから言い訳を…
ただ、きょとんとする美佐子に息子が割って入った。
「だから言ったろっ!
父さん、今日の母さん疲れて変なんだって!
オレだって作れるカレーをこんなにしちゃうくらいだよ」
「あぁ、そうだな……。お袋の見舞いにパートで最近忙しかったからな……
よしっ、ピザでも頼もうか。母さんにも楽してもらわないとな」
「……そんなに変な味だったかしら……」
美佐子は力なく、立ち上がりカレーの鍋を覗き込んだ。両目をぐるんぐるんさせながら……。
(ナニヲ ドコデ マチガエタノダ…?)