宇宙の果てから言い訳を…


慌てて風呂へ向かう息子に片付けを終えたばかりの夫が両手をタオルで拭きながら


「アイツも大人になったなぁ。どれ、次は俺が揉んでやろう」


と美佐子の肩に手を置いた。


「本当に硬いなぁ。よっぽど疲れが溜ってたんだ。今日は早く寝るといい」


「すいません……」


「なぁに、謝ることはないだろう。たまにはゆっくりしないとな」




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