宇宙の果てから言い訳を…


しなだれて戻った息子は、一旦うつむいて、


「ごめん……母さん……、お湯溢れてた」

と申し訳なさそうな顔をした。


「いいの、いいの。母さんも忘れてたんだから、気にしないの」


やっと、普段の母らしい顔に息子は“ほっ”とため息をついた。




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