宇宙の果てから言い訳を…


風呂から上がった美佐子に夫は先に寝ているよう促した。


「あ、それから明日はお袋の見舞いの日だろ?美佐子もどこか調子が悪いのなら、診てもらっておいで」


「そ、そんな、私どこも悪いところなんてないから。
大丈夫よ。それより、明日の支度を忘れてたわ」


「疲れてるだけなら、いいが……。とにかく今日は早く寝て、支度は明日でもいいだろう」


「……わかりました。じゃあ、お先に寝かせて貰うわね……。
おやすみなさい、あなた。ありがとう、心配かけてごめんなさいね」


「ああ、おやすみ。あまり無理するんじゃないぞ」




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