名前のない物語





すると不思議なことに、今まで大きくなるばかりだった二つの風船が少しずつ小さくなっていきました。



そしてしゅるしゅるとあっという間に手のひらに乗る大きさへと変わっていったのです。



二人は驚いたように目を見開き、そして顔を見合わせてクスクスと笑いました。





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