戦場の死神と呼ばれた機体
「いやー、やっぱ休む場所があるっていいなー」
と言いながらだらしなくバーの机に突っ伏すイースを片目に俺は来るべきBSに乗る日に備え掻き集めた資料に目を通していた
「それいつも読んでるけどよぉー俺達は普通の整備兵だぞ?そんなチャンスこねぇと思うぞ」
「いいんだ、俺が好きで読んでるんだから、と言うかお前はそろそろあの人の整備に会わせろよ」
「って言うけどな?あんな調整じゃほんとに戦闘中に爆ぜるぞ?」
「だからな?あれで良いって言うんだから良いんだよ」
「はぁ…」
と、話をしているとイースを怒鳴った本人、ギル サーシェス が近づいてくる、イースは気付いていないようだ、黙っておこう と心に決め近付いて来る男に頭を下げる
「おい、イース整備兵、影で愚痴るなら面と向かって言う方がスッキリするんじゃないか?」
誰が見ても分かるだろう、顔色がアニメの様に変わった
「あ、え、あー…ギル小隊長、い、いやー愚痴と言うかですねー……イヤァァァァァァ...」

連れていかれた、かわいそうな奴だ、同情してやる、だから今度こそは俺に飲み物でも奢ってくれ
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