君の笑顔の理由になりたい。
ちらりとクラスわけ表をみると拓海は

「げぇ~。吉高と同クラかよ~。」

と言った。私はすかさず「はぁ?」と言ったが聞こえなかったのか拓海は

「まぁよろしくな。」

と満面の笑みでピースサインを送った。

意外にも私と拓海は初めて同じクラスになった。

ちなみに、拓海は学年1のイケメンだが性格があまりにも独特であるためなかなかモテない。

でも私はそんな個性的な彼が好きだった。

恋愛感情ではなく友情として。
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