恋愛と失恋の果てに。

あれ……?

気絶したから治まったのだろうか?
私は、動揺しているとさゆりは、

「大丈夫?タクシー呼ぶから病院に行く?」
心配そうに尋ねてくれる。

「ううん。落ち着いたみたいだから
大丈夫……」

不思議と……もう平気だった。
手で胸を押さえる。
ハッ!!課長からの電話!?

慌てて自分のスマホを取りチェックをする。
課長からの着信履歴が残っていた。
出なれなかった……。

出たいと思う反面、何を話したらいいか
分からずに動揺していたら
胸か苦しくなって

「あら、嫌だ。千奈美
課長さんと連絡取り合ってたの?」

えっ?

「違うよ!!普段連絡なんてしないし
初めてだし連絡がきたの……」
だから余計動揺したのだろう。

するとさゆりは、
「休んだから心配して連絡をしてきたか
またまた昨日のこともあり……罪悪感からか」
ブツブツと独り言のように呟いてくる。

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