恋愛と失恋の果てに。
自分でも、どうしてなのか分からない。
何だか不安と恐怖が私を襲う。
怖い……。
身体がガタガタと震えてしまう。
そうしたら、さゆりが
「千奈美。ちょっと精神科に行ってみない?」
私に精神科に行くことを勧めてきた。
精神科……!?
「私は、別に大丈夫だから」
精神科だなんて大げさな……。
「何を言ってるの!?十分大丈夫じゃないわよ?
普通の検査だと何も異常ないのに、それだけ
吐くほどのめまいや動悸があるなんて
おかしいわよ。
きっと精神的なものじゃないかしら」
そう言ってくるさゆり。
確かに課長の顔を見るのが辛い。
同じ会社で、これからも上司として一緒に
働かないといけないのかと思うと胸が苦しい。
それが原因なのだろうか?
だとしたら……診察をしてもらうのが怖い。
するとさゆりは、私の手を握ってきた。
「大丈夫。怖いなら私が一緒に行ってあげるから
だから一緒に行こう?」
私を励ますように言ってくれる。
「…………うん。」
さゆりに付き添ってもらって私は、
精神科に行き診察をしてもらった。
その結果は……