恋愛と失恋の果てに。

結局外見しか褒めてないし……
自分の口下手に呆れてしまう。どうしたらいいか
悩んでいたら

「アハハッ……あんた可笑しいね?
確かに……他の女と違うかもな。馬鹿さ加減では」
そう言いながら可笑しそうに笑ってきた。

な、笑われた!?

「な、笑わないで下さいよ!?
馬鹿さ加減でって……それって酷いじゃないですか?」
恥ずかしくなってくる。

「いや、十分そうだから。
あー可笑しい。あんたを見ていると恋をするのも
悪くないと思えてくるよ」

「えっ……?」
恵斗さんの言葉に驚く。どう言う意味だろうか?

不思議に思っていると恵斗さんが
「ねぇ……そんな課長や兄貴なんかやめて
俺と付き合わない?」
突然私に告白をしてくるじゃないか。

えっ……えぇっ!!?

あの人気カリスマモデルのケイトが
私に付き合わないと告白をしてきたの!?
急な展開に私は、頭の中がパニックになる。
で、でも……阿部さんの弟だし

「兄貴とは、付き合ってないんだろ?
だったら俺と付き合っても何も問題ないじゃないか。
ついでに課長のことも忘れさせてやるよ…」
私の顎をクイッと上げてくる。

き、kissされる……!?

< 202 / 235 >

この作品をシェア

pagetop