恋愛と失恋の果てに。
動揺と心臓がドキドキと凄い勢いで高鳴っている。
そ、そんなことを急に言われても!?
恵斗さんは……阿部さんの弟で人気モデルだし
私は……課長がまた好きで……
間近で見る恵斗さんは、本当に美形だった。
顔が小さいだけじゃなく色が白くて
肌とかツルツルで綺麗だ。
まつ毛も羨ましいぐらいに長くて吸い込まれそうな
綺麗な目で見つめられる。
ドキドキして……心臓の鼓動が止まらない。
もう少しで……kissされそうになる。
そうしたら
フフッとまた笑われてしまう。
えっ……?
「あんた……馬鹿じゃないの?
まさかkissされるとでも思った?
おあいにくさま。俺、あんたみたいな地味女
タイプじゃないから」
馬鹿にされたように笑われる。
な、馬鹿にされた!?
kissされなくて良かったと思いつつ
勘違いしたことに対して恥ずかしくなったり
腹が立ってくる。
「ひ、酷い……からかうなんて!?」