恋愛と失恋の果てに。
しかし戸惑っているその時だった。
阿部さんが開ける直前にまたkissをしてくる恵斗さん。
えっ……えぇっ!!?
驚いて唖然となってしまう。
阿部さんは、私と恵斗さんがkissをしてるのを
目の前で目撃されてしまう。
阿部さん……!?
「恵斗……お前……!!?」
驚いている阿部さんの顔が見えた。
kissをし終わった恵斗さんは、阿部さんの方を見ると
クスッと笑う。
「早かったね。兄貴……」
その態度に腹が立った阿部さんは、恵斗さんの
顔を殴ってしまう。
「ちょっ……阿部さん!!?」
私も叩いておきながら、まさか阿部さんまで
殴るとは、思わなかったから驚いてしまう。
勢いよく叩いたから恵斗さんは、
倒れてしまった。
「痛ったた……何するんだよ?馬鹿兄貴」
「お前……千奈美さんに手を出すとは、
どう言うことだよ!?千奈美さんは、俺の
お見合い相手だぞ!!」
怒りをあらわにする阿部さん。
するとクスクス笑ってくる恵斗さん。
「お見合い相手?断られておきながら、いつまで
お見合い気取りなんだよ……」
まるで挑発するように。