もしも君を愛すなら……。
そいつ等に対して、俺は苦笑しながら肩を竦めて見せ、言う。


「そ~なんだよ、超幸せ♪ ただ彼女が美人だと敵が多くてさぁ。俺も気が抜けないんだよなぁ」


何て、


半分本音。半分嘘だ。


幸せなのは、事実。


佳穂とのデートの日の夜は、興奮のあまり中々寝付けなかったくらいだ。


そして敵が多いのも、事実。
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