もしも君を愛すなら……。
今週に入ってからまだ二日だが、既に六人に告られている。


「ふぅん。まぁどうでも良いけど。……一つ聞かせて」


俺の返答に納得してはいないようだが、本当にどうでも良いのか、そのまま聞き流し、佳穂は言う。


「貴方、本気じゃないでしょう?」


「は?」


意味が分からなかった。
< 7 / 127 >

この作品をシェア

pagetop