弱虫男子
「しゃべりすぎたな…」


またやってしまった。

余計眠れないし。



冴えた目のままベッドにもぐり込む。



「なんかあったのかなぁ。」


こんな時間に

彼女がかけてくるなんておかしい。


ちょっと元気がなかったかもしれない。




本当は”寂しい”なんて

立派な理由なくてもいい。



何でもいいんだ。
 
俺の存在を思い出してくれるなら。


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