弱虫男子
あ…もしかしたら彼女は

明け方になってまた


気持ちが沈むかもしれない。



その時は俺がいなくちゃいけないな。



「またかけておいで。

時間なんて気にしなくていいから。」


言えなかった言葉を

口に出してみる。



自分でもこんな彼氏は

つまらないと思うよ。


でも、もし今もう一度かかってきたら


きっと10秒も待てない。


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