弱虫男子
期待したり、

勝手に絶望したりしながら

待っていたけれど、


彼女が二度も

かけてくることはなかったし、


寂しいなんて

言ってくれることもなかった。



また嫌なことがあったら、

俺を思い出すか?




だったら誰かにちょっとぐらい

意地悪されてもいいかな。

何て。



・・・。

うそ!

うそうそ!

神様うそだから!

今の無しね!!!



あ~ぁ。

こんなはずじゃなかったのになぁ。



彼女の持ち物を

うらやましがってたときのことを

ふと思い出した。
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