弱虫男子
2・3歩ほどで追いついた俺は


昨日のテレビのこととか

宿題のこととか


どうでもいい話をし続けていた。



なんとか教室の前まで来て

やっと前川は本題を切り出す。



そして俺は昨日の

彼女の電話の意味を知った。



「いつも一緒にいる子たちに

なんか一方的に責められていた」

らしい。
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