弱虫男子
「そっか、ありがとな。
あー…ゆう子ちゃん、
悪いんだけどさ
このこと俺ら二人だけの
秘密にしといて?
あいつね、こういうの俺に
知られたくないと思うんだ。」
大人の表情を真似したみたいに
はにかむ俺に向かって
前川ゆう子は
「オッケーオッケー!」
とすっきりした表情を見せた。
やっぱり俺には言えなかったんだな。
俺は落ち込んでいることの内容も
聞き出してあげられないで、
また被害者面してた。
最初から加害者なのに
うっかり忘れそうになる。
あー…ゆう子ちゃん、
悪いんだけどさ
このこと俺ら二人だけの
秘密にしといて?
あいつね、こういうの俺に
知られたくないと思うんだ。」
大人の表情を真似したみたいに
はにかむ俺に向かって
前川ゆう子は
「オッケーオッケー!」
とすっきりした表情を見せた。
やっぱり俺には言えなかったんだな。
俺は落ち込んでいることの内容も
聞き出してあげられないで、
また被害者面してた。
最初から加害者なのに
うっかり忘れそうになる。