弱虫男子
「前川さんの言うとおり!

好きなんだよ。」


なんだぁ~

よかった。


それを聞いた途端、

俺はすごく幸せな気分になった。


俺が好きな人が、俺のことを好きで

いてくれるなんてとっても嬉しい。



よかった。

嫌われてたんじゃなくて。



「そっか。ありがとな!

もう俺ナオちゃんと付き合おっかな~」


ナオミは深刻な感じにならないように

無理して笑っていてくれたのに、


間抜けな俺は

軽い感じで好きとか言えて

うらやましいな、

なんて思っていた。
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