弱虫男子
俺はナオミに笑って欲しくて、


俺はこの子を笑わせる方法を

一つしか知らなくて、


また頭に触れようとした。



でもナオミは、

まるで汚いものにでも触るように



力いっぱい俺の手をはじいた。




「そういうの違うでしょ!?

なんでわかんないかな?


あたし好きだって

言ってんだよ!?」
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