弱虫男子


最初から、勝ち目なんてなかった。



俺はやっと気づいたんだ。


白い携帯でも、

ピンクのペンでも、

小さな身体でもない。



俺が欲しいのはあの子だ。



ルールもイメージも無視した


”本当の俺が”


欲しいって言っている。
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