弱虫男子
二人はからかわれたり、

うらやましがられたりしながら


自分のキャラってヤツを取り戻す。




ほら、俺たちもう笑えてる。




「ねぇ、貼って。」


彼女は自分の携帯と昨日のプリクラを

差し出した。



なんか俺、かっこ悪いな。


なんとも言えない気持ちで、

彼女の携帯を汚していると


「ごめんなさい。」


と何も悪くない彼女が謝ってきて、

俺の惨めさに追い討ちをかけた。
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