弱虫男子
「なぁー、なんで今日

やる気なかったんだ?」


コンビニまでの道のりで

ヤスが切り出す。


いつもよりちょっと

離れて歩いているのは

なんでだろう。



バスケだけは真面目にやってきたのに

今日はまったく集中できなかった。



「別にそんなことないと思うけど…」


口に出した途端、

ヤスがにらみ上げてくる。


うわ…全然納得してないな。



俺はヤスとの距離を縮めて

先を歩く二人に聞こえないようにつぶやいた。
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