長い一日が私の短い一生。
結果 余ったのは 100m走とリレーだった。
どっちでもいいな。と思っていた。
「あと選んでないのは-古谷君と古川さんだけだけど,どっちにする?」
学級委員の人が親切に聞いてくれている。
「あ,誰か余った競技に2回出ないといけない人でるから,考えといて-」
と学級委員の人が呼びかける。
「え-俺じゃあ100m走でた-い」
「は?!私が2回出るんだし!?」
などとクラスの人達が話しはじめる。
100m走やりたい人多いな。じゃあリレーにしよう。と思い,リレーと書いてある下に白のチョークで名前を書く。
「古川さんはリレーね,じゃあ-古谷君は-」
と学級委員の人が古谷くん,と言う人に問う。
古谷くん,古谷茜くんは,金髪に赤のメッシュが入っていて,イケメンと呼ばれる人種だと思う。
「あ-?あと俺だけ?」
気だるげに学級委員の人に聞く。
「当たり前じゃん」
「まじかよ,じゃあ俺も古川さんと同じリレーにするわ」
そういうと,また机に伏せてしまった。
なんで私と一緒なんだろ。と思いつつ,周りを見ると,女子が何かを話している。
「え-古谷くんリレーなの?私もリレーにすればよかったぁ」
「ほんとそれ-」
などと話している。今からでも変わろうかな,と思っていたら時間が過ぎ,午前授業は終わっていた。