長い一日が私の短い一生。

結果 余ったのは 100m走とリレーだった。
どっちでもいいな。と思っていた。



「あと選んでないのは-古谷君と古川さんだけだけど,どっちにする?」



学級委員の人が親切に聞いてくれている。



「あ,誰か余った競技に2回出ないといけない人でるから,考えといて-」



と学級委員の人が呼びかける。



「え-俺じゃあ100m走でた-い」


「は?!私が2回出るんだし!?」



などとクラスの人達が話しはじめる。



100m走やりたい人多いな。じゃあリレーにしよう。と思い,リレーと書いてある下に白のチョークで名前を書く。




「古川さんはリレーね,じゃあ-古谷君は-」



と学級委員の人が古谷くん,と言う人に問う。



古谷くん,古谷茜くんは,金髪に赤のメッシュが入っていて,イケメンと呼ばれる人種だと思う。



「あ-?あと俺だけ?」



気だるげに学級委員の人に聞く。



「当たり前じゃん」



「まじかよ,じゃあ俺も古川さんと同じリレーにするわ」



そういうと,また机に伏せてしまった。



なんで私と一緒なんだろ。と思いつつ,周りを見ると,女子が何かを話している。




「え-古谷くんリレーなの?私もリレーにすればよかったぁ」


「ほんとそれ-」



などと話している。今からでも変わろうかな,と思っていたら時間が過ぎ,午前授業は終わっていた。
< 4 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop