大切なきみへ
え?
なに、言ってるの…?
「…蓮?
どうして?」
「遠距離だと花華寂しいだろ?
…だから花華の近くで良い人探せよ」
そんなわけ、ないよ
「違うよ…
私は蓮がいい」
こう言った私の声への返事は、
冷たい声の1番聞きたくない言葉だった
ずっと怖かった言葉
「悪いさっきのはかっこつけただけ
ごめん、俺はもう好きじゃない
だから別れてほしい」
これが悪い夢だったらいいのに
突然すぎて、頭がついていかない
だから最後に、
「…そっか
今までありがとう
じゃあばいばい」
私も精一杯かっこつけた