大切なきみへ






それでも朝は、いつもどおりにやってきて

三浦くんが迎えに来てくれて


バス停まで走って




いつのまにか放課後だった




「久下、部活行くよー」





「うん」





「…悪い、バスケ部のマネージャーそんな嫌だった?」



ん?



「なんで?」





「なんか今日元気ないし、まぁ俺が強引にいったしねー」




…あ、あの三浦くんでも気にするんだ




「ううん、全然大丈夫〜

バスケ見るの好きだし、三浦くんもいるから

だから頑張る〜」




上手く笑えてるといいな




「…うん頑張れ」










「今日からマネージャーになる、
久下花華だ

皆、仲良くしてやれよ」



こういうの
き、緊張する…!




「やった、すげー可愛いじゃん!」

「よろしくー」

「あ、確か可愛いって噂の」

「やったなー!」



こんな声が聞こえてきて


よ、良かったぁ〜
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