大切なきみへ
「あの、花華ちゃん?
よろしくね!」
この子が確か…
「1年の、谷村綺世です」
すごい美形な人だ
「私は2年の林 あおい
あおい先輩って呼んでねぇー?」
か、可愛い…
可愛いすぎます、あおい先輩〜
「はい!宜しくお願いします〜」
私の言葉に笑顔のふたり
そして、
「気合いいれすぎて失敗しないようにねー」
…三浦くん
「あははぁっ、奏くんってば優しい〜
ほーら練習始まるよー?」
すると三浦くんはあおい先輩に一礼して走って行った
「じゃあ、マネージャー室行こ〜?」
「はい!」
「でさぁなんで入部したわけ?
正直いらないんだけど」
あおい先輩…?
「ほんとにそうですよねー
男好きの久下さん」
綺世ちゃん…
「蓮くんがいるのに蓮くんが転校した瞬間、奏くんに近寄ったもんねー
…ほんと最低
きもい、男好き」