大切なきみへ



(蓮side)



「へぇー彼女と両想いになったんだ?」


「おー」


「良かったじゃん」



付き合った次の日、奏に言うとこんな反応をしていた


にこにこ笑いながら言われたけど、なんとなく嬉しくなさげ…まあ気のせいか



それから奏とは花華の話をたまにするようになった


中学3年生になった今も


「高校、凛星受けんの?」


「うん」


「ふーん」


奏とは中学3年生ではじめて同じクラスになった


同じ部活だから、まあ仲は良いけど、

バスケでは、俺とエースを争っているライバル。



「早く見たいなー」



「興味あんの?」


「さあ?」


…意味わかんねー


< 12 / 274 >

この作品をシェア

pagetop