大切なきみへ



「ボールもう一つ追加します」


先生の声が響いて、よけいに騒がしくなった



2つのボールはほとんど外すことなく確実に敵を仕留めていた











…あと、ふたり




…こっちもあとふたり



山本と内田


そして俺と光希




「…そっちばっか見てるとっ…危ないよ?」


山本ももう息が荒くなっていた。








そしてその言葉と共に飛んできたボールは










俺の足に当たって転がった




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