大切なきみへ
「いい人いい人ってなんなわけ
俺そんなやつじゃねーし。」
「なんだよそれ、俺に友達になりたいとかいってきたくせにな」
「ああそうだけど」
「だからそういうのが腹立つんだよ!
俺はお前が嫌いでしかたねーわ」
「俺もお前が嫌い
でも俺はお前に嫉妬してるからお前が嫌いなんだよ」
「…なんだよそれ
なんでお前が俺に嫉妬?
お前は俺の持ってたもの全部うばってったんじゃん」
この声と同時に俺の体は吹っ飛んだ
「もうやめて
2人とも傷だらけなんだし
喧嘩は手当てが終わってからにして」
ひかりの凛とした叫び声が運動場全体に響く
まわりを見ると皆が皆固まっていた
誰かが呼んだのか先生が来て、俺たちは保健室に連れて行かれた