大切なきみへ
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「今まで悪かった」
教室に戻ると俺たちの争いにまきこんだ皆に2人で頭を下げた
「ってことははるきとれん仲直りしたのかよ!?」
…別に喧嘩してたわけじゃないけどな光希
「わー!よかった!これでイケメン2人のツーショットみれる〜」
「お前らぎくしゃくしあがってー」
「ピリピリした空気なくなって良かった」
なんて声が教室中から聞こえた
なんか照れくせーな
そっぽをむいていると、恥ずかしそうな陽希と目があった
「なんか恥ずいなこれ」
「な」
そんな恥ずかしさを消すために
「そーいえばクラスでなんかしたことないんじゃねーの?打ち上げやろーぜ」
「いーねそれやりたい!」
「焼肉!?」
「バーベキューじゃね!?」
自由すぎる皆と、「よし、バーベキューな」と真剣に仕切っている陽希に思わず笑った