大切なきみへ


重い気持ちのまま練習が終わった後、



〜♫


めずらしいな電話なんて

と思いつつディスプレイを見ると奏からの電話だった。



「急にどうし「あのさ久下と別れたわけ」」




…食い気味だな



「…あぁ」




「お前が久下を振るとは思えないんだけど」



「…ごめん答えたくない」




「まあいーや俺手加減しない

バスケも久下にも」






「…分かった



花華泣かせたら許さねーけど」




「うん、じゃーね」



やっぱり思い知らされる


俺は結局、花華が好きだ










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