大切なきみへ
桜の散る季節には
「花華、何ぼーっとしてんの?
ほら早く行かねーと遅刻」
「ごめん〜
凛星高校に通ってるなんて夢みたいで」
わたしは晴れて凛星高校生になった
もう2ヶ月近くたったけどまだ慣れないなあ、
蓮はくすくす笑って
「合格おめでと
…まあこれからもよろしくな」
髪の毛をくしゃっと撫でられた
そういえば、ゆうやもちゃんと合格したみたい
「うん!」
こうやって一緒に登校できるのがすっごいうれしい