大切なきみへ
わたがしと飴
(奏side)


あーあ、俺かっこ悪

試合は負けるし、蓮に妬くし余裕ないねー



あの焦ってした告白の時みたいに

あのあと伶は、奏とか蓮相手に勝負しようなんて思ってない、やっと告白できてよかったじゃん

なんて言っていた



“ ピコーン”



“盗撮のプロだね?もう”

“ねえ今度近くの海で花火しない?”


…は?



“あ、みんなで!”


なんだそういうこと




“いーよ”


別にこれ以外の返事ないし






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