大切なきみへ


「ふーん、倒れたら俺が介抱するのに」




「だから安心して走っていいよー
お姫様抱っこするし」



「っうるさい〜」



くすくす笑いが止まらない






「毎日走ってんの?」




「そうだよ、今日からだけどね」




「そっか、じゃあ明日もこの時間で」




「え!?一緒に走ってくれるの?」




襲われたら困るし



「まあね」



なんて笑ってみせた







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