大切なきみへ


「っ!」


髪の毛を引っ張られて、髪の毛を切られた




「だめ、まだイライラ治んない」




一瞬の出来事で驚いていると、次は私のリュックに向かっていく


驚いて、声が出なかった




「もーこれいらないね?」


と私のジャージに手をかける




「やめてください!」



林先輩の手を止めようとしても振り払われその瞬間ハサミが手を切る



「もうお願いです!やめて!」


え?



綺世ちゃんが一緒に止めに入ってくれた



それでもハサミを持ってることで林先輩を止めることはできなかった




「何?次は綺世の髪の毛でも切ろうか?」




「それはだめです!綺世ちゃん大丈夫!?」


綺世ちゃんは涙目になってしゃがみこんだ




次は私に近づいてきて



こ、殺される…!








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