大切なきみへ
なんて自分勝手でカッコ悪い告白だろう
っ…!
戸惑って困ってる花華を見て、後悔する
「ごめんな、困らせて。覚悟はしてるから正直に言って」
「ちがうの!」
「私先に言わなきゃいけない人がいるの
いつ帰るの?」
「明日の夜の7時だけど」
「じゃあ少し待っててほしい!」
花華のことならいつでも待つけどな
「分かった、空港で待ってる」
付き合ってたときにはよく触れてた髪の毛をぽんと叩くと花華はくしゃっと笑った