大切なきみへ


でも私が好きなのはきっと



「蓮!」



「遅くなってごめんね」



「全然、まだかなり時間あるし

来てくれてありがと、汗やばいな」


ってタオルを渡してくれた





「はい、りんごジュース好きだろ」


「ありがと〜」



「落ち着いた?」


「うん」


やっぱり優しいな、変わってないな



「あのね、返事なんだけど!」



「気合い入ってるな、はい」



「私も蓮が好き!

わっ、!」



久しぶりに蓮に抱きしめられた

あれ、久しぶりではないか、



「嬉しい、ありがとう」



「何?蓮泣いてる?」


少し涙目で笑って


「花華のくせにうるせー」



そんな蓮を見て、蓮を選んだことに安心した




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