大切なきみへ
「きっつ、」
三浦くん!?
「奏?」
汗をかなりかいた三浦くんが息を切らしながら私たちの前にたっていた
「お取り込み中のとこ、悪いけど」
「やっぱり俺も好き」
三浦くんは息を切らしながら途切れ途切れに喋った
「は?」
「まあその反応が普通だよね」
「こんなだっさいこと、俺もしたくなかったけど仕方ない
久下が誰と付き合おうが関係ない、俺は好きだから」
「お前、なあ…」
「悪いけど俺諦め悪いから諦めつくまでやらせてよ」
って笑う三浦くんに言葉がでない…
「…まあ花華が決めることだしな、分かった」
「ほんと良いやつだね、それとも余裕なだけ?」
「余裕なんかかけらもねーよ、話すなって束縛したいくらい。うわー帰りたくねー」
「彼女ぽかーんとしてるけど」
「それはいつも」
あれ?なんか失礼じゃない?