大切なきみへ




「正直かけてた、今日退部届けを出したらもしかしたら俺のとこに来てくれるかもって



俺はやっぱ久下にこうやって構ってもらえるだけで嬉しくなるみたいだから








もう大丈夫」





「そんな不安そうな顔すんなよー

ちゃんと諦めるから、時間かかるかもだけど




…部活も行くから

だから安心して笑っていつも通りでいて」



私が頷くと安心したように笑って、家まで送ってくれた






ちがうの、声が言葉が出なかったのは泣きじゃくってたせいじゃない

















気づちゃった、私は三浦くんが好きなこと












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