大切なきみへ
*
「おはよ」
あ!
「三浦くん!」
三浦くんが家に来てくれた
「ほら行きますよー」
びっくりしてるわたしにちょっと呆れて笑う
「はーい」
「ちょっと髪のびたじゃん」
「でしょ!?のばしてるの!」
少し肩につくくらいの長さになった
「三浦くんも伸びたね〜」
「一昨日切ったんだけどね」
え!うそ!
「あっほんとだ長くなってる〜」
「話聞いてた?」
ちがう、まちがえた
「いまのミス!短くなったね」
適当だなって笑ってる三浦くんにつられて笑った
短くなったのはわかるんだよ?ほんとに!言われたら!