大切なきみへ




「そっかー

今俺一番嬉しい」




ふふっと笑って

「三浦くん顔あかーい」


というと



「ふーん」なんて言って、

ぐいっと顔を近づけてきて、唇に何かがあたる感覚があった



「…久下も赤いけど?」


なんてニヤニヤ笑ってる




かなわないなあ、


むすっとちょっとむくれていると

あれー?久下さんー?なんでにやにや笑って頭をなでてくる三浦くんなんてもう無視だから、無視











まだ時間があったから、ショッピングモールに向かった



「久下?」


「ん?」


「ぼーっとしてたけど」



「え?うそ」


きょとんとしていると

ちょっとジュース買ってくるからあそこで座ってまっててと近くのジュース屋さんに行ってしまった



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