大切なきみへ



ジュースを飲み終わってぶらぶらショッピングモールを歩いていると


「あ!ねえ!あそこ見たい〜」



「はいはい」


アクセサリーがたくさんおいてある雑貨屋さん

ゆっくり見ているとオリジナルのネックレスを作れると書いてある文字に目が止まった


「作る?」


わたしが見ていたのに気づいたのか三浦くんが声をかけてくれた


「つくる!」


ネックレスのチェーンから、ゴールドかシルバーか選べて、

そこにつけるチャームもイニシャルとかかわいいモチーフだとかが選べる





うーんと悩んでいると


「じゃあ俺はこれにするけどいい?」


え?三浦くんも買うの!?




と思ったら、
手に持っていたのはシルバーのチェーンにシルバーのHの文字にピンクのストーンがついてるもの



Hってわたしの?


優しいなあ、

「ばか〜」




じゃあわたしはシルバーのチェーンとSの文字に青のストーンがついてるのを選んだ








「さっきジュース買ってもらったもんわたしがだすよ!」


「いいって、はいそれ頂戴」


ううんとわたさないでいると、


「じゃあそれだけ」


とわたしのネックレスを買いに行ってくれた

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