大切なきみへ


「うーん、綾瀬が好きになるだけあるねー可愛いすぎた」



「まあな」





嬉しいような…いやでも心配だしな…複雑



「うーわ見せつけられた…近距離羨ましーい!!」


谷村は他校に彼氏がいて、ちょっといつも不安そうにしてる

俺ももう少しでそうなんのかな



「大丈夫だって…心配することない」





そう言って教室を出た




遠いけど会いたいからしょうがない、

会いに行くか



まあ東京に行ったらこんなん超近いんだけどな


そんな俺に






「…綾瀬のばか…気づいてよ」





なんて聞こえてなかった
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