大切なきみへ
(蓮side)




初恋、これはそれが叶うまでの話


振られたかー…


正直分かってたんだけどな





「はぁ…」



思わず大きなため息をついてしまう



…まあ気長に頑張るか


なんて思いながらバスケットボールをつく



久下は陸上部なのかって疑いたいほどのもの色白で

ふわっとした茶色い髪の毛、整った顔立ち



あー朝練眠いな


「何、ため息ついてんの?」


「あ、奏おはよ」



こいつは三浦奏(ミウラソウ)

学年で1番かっこいいって言われてるイケメン

男の俺から見てもそうだと思う

…性格に難ありだけど


「失恋?」


ちょっと楽しそうに、笑顔で聞いてくる奏


「うるせーな」


すると一瞬驚いた顔をする



「ふーん、どんな子?」


「なんかもうぬけてる」


「へぇ?」



そう言った奏はちょっと楽しそうだった。











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