大切なきみへ



「嘘つくな」

三浦くん?


三浦くんじゃあるまいし



多分親切心…


「お、奏おはよ!

本気なわけないだろ、なんとなくいたずらしたくなった」




…今度からドアを開ける係は三浦くんにしよう






「ばか!」






「はいはい、いつまでドアの前で話してるの?邪魔ですー」



のんちゃん〜、



今から怒るとこだったのに、





「花~朝から大変だねぇ」




「ほんと災難だよ~…」



百合が、慰めてくれる

…優しいなあ





沢山話したあと、授業開始のチャイムが鳴った



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