大切なきみへ



「だからy = x +…。」


う、眠い…


数Ⅰがもう暗号化してる





いつのまにか、私の意識はなかった





「花華、花華!

そろそろ起きたら?」



「…ん。」


そうか、そろそろ起きないと!



…!?

みんなお弁当をひらけてる気がする



「ね、ねえ今何時間目…?」




「今からご飯だよ~」




嘘でしょ?


…私が寝たのは一時間目

ってことは、すごい寝たね!?





「なに百面相してるの?

…ほら、食べよ」





「はーい」






なんだか今日は災難が続く日らしい






このあとも終わることはなかった。




< 88 / 274 >

この作品をシェア

pagetop