大切なきみへ








「花華~!もうっほんとに心配っ…したんだからね…?」




…桃?




「3日間、眠ってたんだよ」




そんな桃の言葉にまわりを見ると



見慣れない、風景と

大好きな友達、百合や桃やのんちゃん、三浦くん、黒瀬くんがいた



…ここは病室だ…




「…どうしたの?」


そんな私の言葉に、回りが

“シーン”となった




「あー久下…」



「も~!はなぁ…!」



三浦くんと、百合





…私、そういえばあのとき


まわりが見えなくなって


はやとの言葉が、最後に気を失ったんだ




「うわっ…!うえっ…」



今さら、涙が溢れてきた


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