大切なきみへ
*
「花華~!もうっほんとに心配っ…したんだからね…?」
…桃?
「3日間、眠ってたんだよ」
そんな桃の言葉にまわりを見ると
見慣れない、風景と
大好きな友達、百合や桃やのんちゃん、三浦くん、黒瀬くんがいた
…ここは病室だ…
「…どうしたの?」
そんな私の言葉に、回りが
“シーン”となった
「あー久下…」
「も~!はなぁ…!」
三浦くんと、百合
…私、そういえばあのとき
まわりが見えなくなって
はやとの言葉が、最後に気を失ったんだ
「うわっ…!うえっ…」
今さら、涙が溢れてきた