大切なきみへ
*
「ほんとにいつもごめんね?
三浦くんのおかげで、いつも安心するんだぁ」
「ありがとう」
…なに、その笑顔。
俺を殺す気なの?
「…あれ、三浦くん照れた!?」
なんで、分かんの。
「…俺が照れると思う?」
「あれ?違う?」
あってるよ
「さぁ?」
「あ!ずるい!」
頭をぽんぽんとすると、ちょっと不機嫌そうだった顔から安心したように笑う
「何の話してたっけ?」
「…なんで一瞬で忘れんの」
ほんと、可愛いくて困る。